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スマホカメラは高画素カメラのマルチがトレンドに! 6400万画素×3カメラモデルも登場へ -ライブドア


スマホカメラは高画素カメラのマルチがトレンドに! 6400万画素×3カメラモデルも登場へ

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ZTEが海外で発売した「AXON 30 Ultra」に注目が集まっている。
注目されているポイントは、世界初となるカメラ性能だ。

スマートフォンのカメラといえば、今や1億画素カメラを搭載したモデルも複数登場しており、ちょっとやそっとのカメラ性能ではだれも驚かない。
たとえばシャオミ「Redmi Note 10 Pro」は1億800万画素のメインカメラ、800万画素のウルトラワイドカメラ、500万画素のマクロカメラ、200万画素の被写界深度測定カメラと、4カメラを搭載している。

AXON 30 Ultraのメインカメラの画素数は6400万画素。
6400万画素カメラを搭載したスマートフォンはすでにいくつも販売されており、珍しいものではない。

ではなぜ、注目されているのだろうか。

AXON 30 Ultraは、メインカメラだけではなく、ウルトラワイドカメラの画素数も6400万画素なのである。それに加え、ポートレート用カメラも6400万画素カメラなのだ。
つまり6400万画素カメラを3つも搭載しており、4つ目のカメラとして800万画素の光学5倍望遠カメラも搭載しているのだ。


ZTEのAXON 30 Ultra

現在市販されているスマートフォンは、Redmi Note 10 Proのようにメインカメラだけが高画質で、ウルトラワイドは1300万画素や800万画素という組み合わせがほとんど。
つまり、観光地などでウルトラワイドカメラに切り替えて撮影すると、メインカメラより画質が落ちてしまう。
しかしAXON 30 Ultraならば、メインでも、ウルトラワイドでも、さらにポートレートでも超高画質な写真を撮ることができるのである。

こうした複数の高画質カメラを搭載する動きは、今年前半の海外モデルでも出てきていた。
日本では6月に発売予定のOPPO「Find X3 Pro」は、5000万画素メイン+5000万画素ウルトラワイド+1300万画素光学2倍望遠+300万画素顕微鏡という組み合わせだ。
高画質カメラは2つだけだが、どちらも全く同じソニーの1/1.56インチセンサー「IMX766」を採用している。
つまりメイン、ウルトラワイド、どちらのカメラで撮影しても、同じ高画質な写真を撮ることができるというわけだ。


OPPOのFind X3 Pro

Find X3 Proは世界初の10ビットカラー(10億色)表示可能なディスプレイや、1mmまで寄れる最大60倍の顕微鏡カメラといった特徴的な機能もあるが、もっとも多く利用する標準カメラとウルトラワイドカメラが同じ画素の高画質カメラであることは、満足度の高い写真撮影ができることを意味しており、カメラ機能を重視する日本での発売が楽しみな製品といえる。

またOnePlusのフラッグシップモデル「OnePlus 9 Pro」も、4800万画素メイン+5000万画素ウルトラワイド+800万画素3.3倍光学望遠+200万画素マクロという4つのカメラを搭載する。
4800万画素のメインカメラはソニーの1/1.43インチセンサー「IMX789」、5000万画素のウルトラワイドカメラはFind X3 Proと同じ「IMX766」を搭載する。
この2つのカメラ性能はFind X3 Proを上回るほどだ。


OnePlus 9 Pro

今までのスマートフォンは、メインカメラだけが高画質タイプを搭載してきた。
そのためワイドカメラなどに切り替えて撮影すると画質が落ちてしまっていた。

しかし今後のハイエンドスマートフォンは、メインカメラでもウルトラワイドカメラでも、画質がおちずに写真が撮れるようになりつつある。

とはいえ注意点もある。
複数の高画素カメラ搭載スマートフォンでは、購入時の標準設定では、画質を1200万画素などに落として撮影するモデルも多いからだ。
高画質で撮影する際は、手動で画質変更をする仕様の製品も多いのだ。

スマートフォンカメラの優劣は画素数だけでは判断できないが、複数のカメラが高画素化することは、スマートフォンの写真撮影をワンランク向上することは間違いない。

2021年後半のスマートフォンは、高画質カメラが1つではなく、2つ、3つなど、複数搭載していく動きが加速化するだろう。

執筆 山根康宏



提供(C)ライブドアニュース

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