緒方恵美と田口智久監督が手掛けた映画『デジモン02』、彼は「雪の魔術師だと考えています」
映画『デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING』の試写イベントが、5日の都内で行われ、ボイスキャストの片山福十郎、朝井彩加、M・A・O、野田順子、高橋直純、遠近孝一、浦和めぐみ、松本美和、徳光由禾、緒方恵美、釘宮理恵、そして、田口智久監督らが登壇した。
本作は、2000年に放送されたTVアニメ2作目『デジモンアドベンチャー02』のラストで描かれた、全ての人々がパートナーデジモンと共に暮らす未来に向かうもの。劇中には、選ばれし子どもたちの誕生の秘密なども明かされる。
緒方は、物語のカギを握る新キャラクター・大和田ルイ役を任されている。上映前の舞台あいさつとあって、ネタバレにならぬよう、独自の観点で本作を紹介した。
「我々はアニメ声優なので、これから言うことは変かもしれませんが…」と前置きして「この作品は、実写映画のような間の取り方をしていると感じていて、あえて、こんなところで間を取っていたり、逆にテンポのいいところは、もの凄く突っ込んでいる思えました。我々が演技しているところじゃなく、絵的にとても綺麗だなと思って頂いたり、とてもカッコイイと思って頂いたり、そういうシーンがたくさんあると思います」
さらに、緒方は「田口監督とは別の作品で、ご一緒したことがあるのですが、その時から、田口監督は、雪の魔術師だと思っていたんです」と視覚的な部分を取り上げた。
「私は、監督が描く雪がとても綺麗だと思っていて、 今作に出させてもらって、つくづく、そう思いました」と実感を表し「監督の持ち味だと思っています」と自身が魅了された点を伝えた。
「雪の魔術師」と評された田口監督は、コメントで求められたが大照れで、しどろもどろ。印象に残る雪の演出について、納得感の薄い返答「気持ちで雪を降らせるんです」というのが精一杯で笑われていた。
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